食べない時間が大切

腹8分目は医者いらず、
腹6分目で老いを忘れ、
腹4分目は神の道

「腹8分目は医者いらず」
昔から知っていた言葉には、
その先がありました。

人間の内臓は「五臓六腑」

五臓とは心,肝,脾,肺,腎の5種の,
六腑とは胆,胃,大腸,小腸,三焦,膀胱の6種の
臓器の総称である。
臓は精神,血気を貯蔵する充実した器官で,
腑は水や穀物を消化し,
体液を動かす中空の器官であるとしている。
※出典「世界大百科事典 第2版」より

「五臓」はいわゆる「内臓」
気や血を蓄え、充実してこそ本来の働きをします。

「腑」はおもに「消化器」や「泌尿器」
飲食したものから栄養を取り込み、
不要なものを体外へ排出する役目なので、
本来、空(から)の状態がいいのです。

消化・吸収には長いプロセスが必要です。
口から入れた飲食物を、消化酵素が活躍して
体内へ取り込めるほど小さく分解するには、
とてもエネルギーを使います。
消化・吸収は、とても疲れる行為なのです!

そして、エネルギーを生み出す時に、
必ず発生するのが「活性酸素」です。

活性酸素」とは、酸素の中でも
物質を酸化させる力」が活発な酸素のことです。

活性酸素は体内の有害物質や、
細菌・ウイルスなどを撃退したり、
体内の酵素の働きを促進します。

しかし、この「活性酸素」が増えすぎると、
正常な細胞を攻撃し「酸化」させてしまいます。

酸化」で鉄がサビるように、
体内の細胞も活性酸素によって
サビて劣化していくのです。

食べれば食べるほど、
内臓は消化・吸収のために働きどおし!
活性酸素は蓄積されて、内臓は疲れ、
消耗し、老化が早まるのです。


私たちは食べ過ぎている


消化吸収で消耗すると、
便を作る小腸・大腸の働きが追いつかなくなり、
排出しきれなかった食べかすが腸壁にこびりつき、
腸内環境が悪くなります。

腸は免疫機能において
重要な役割を果たしているので、
腸内環境が悪くなると、
免疫に関わる細菌の働きも悪くなり、
様々な病気の温床となってしまうのです。

今でこそ「食べたい時に食べられる」のが
当たり前ですが、太古の時代から生き抜いてきた
生き物の身体は「飢餓」を前提に作られています。

食べるごとに筋肉や脂肪にエネルギーを蓄えます。
多少食べ物が途絶えても、蓄積したエネルギー
切り崩して生命維持ができるようになっています。

身体は蓄積したエネルギーを使う事ができるのに、
次から次へと食べ物が入ってきては、
その機能を使う事ができないばかりか、
内臓の働きすぎで活性酸素を大量に発生させている。
食べ過ぎていいことはありません。


空腹感を楽しむ


お腹が空いた→食べ物調達→食べる
自然本来のサイクルで食事を取れば、
無駄に内臓を働かせて疲労することもなくなります。

お腹がなると、体内では3つの「若返り物質」が
分泌されています。
成長ホルモン
細胞を活性化、疲労回復、やる気アップ
アディポネクチン(別名やせホルモン)
脂肪燃焼、血管の若返り
サーチュイン遺伝子
長生き遺伝子、抗老化遺伝子とも呼ばれ老化を抑制

食事の時間を空けてお腹が鳴ると、
体内ではこれらの頼もしい物質が働き始めます。
お腹が鳴るのが楽しみになりませんか?

そうは言っても、身体のバランスが崩れていると、
無駄な食欲を抑えることができません。

食べ過ぎない身体へ

身体の土台を整えて、
身体本来の機能を取り戻すと、
食べない時間もつらくありません。

少量でも満腹感が得られるようになり、
身体が軽くなっていくのです。

南青山『足から治療院』Creareクレアーレ
フットマスター / ダイエットマスター
後藤 寿美子

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