歌舞伎の女形で有名な人間国宝の坂東玉三郎さんが、
テレビ番組で役作りの話をしていらっしゃいました。
歌舞伎の世界では、
「後ろがちゃんと役になっていれば役ができた」
と、言われるそうです。
まさに「背中で語る」世界です。
若い娘と歳老いた女の演じ分けを、
若い娘は「後重心で背中が外側にいる」
老けた女は「前重心で落ちている」
そう表現していました。
「若い娘は背中が外側で後重心」
「背中が外側」とは、流石の表現です。
背中の外側には肩甲骨があります。
肩甲骨を意識して肩は落とす。
重心を踵に落とす、
座っている時は坐骨へ落とすと
自然と姿勢が良くなって、
若々しい印象になります。
「老けた女は前重心で落ちている」
一方、前屈みで肩を落とすと…
老けた女の出来上がりです。
少し前にかがむだけでも、
老けた印象は否めません。
スマートフォンに集中している時の姿勢と
よく似ていませんか?
背中は年齢を表します
立っていても、座っていても、
どんな背中でいるか?で、
見た目年齢は決まってしまいます。
それならば、いい姿勢であれば、
若々しく見られるという事です。
クレアーレのすべてのコースに含まれているのが、
『美背中セラピー』
お背中の治療です。
背骨には脊椎神経、自律神経が通っています。
自律神経には、身体をリラックスさせる
副交感神経があるので、
背骨をしなやかにして神経伝達がよくなると、
お身体から無駄な力が抜けて、
いつもリラックスした状態になれます。
背中がしなやかだと肋骨が動きやすくなり、
呼吸が深くなります。
呼吸によって新鮮な酸素が身体に入れば、
血液循環もよくなり新陳代謝もアップします。
お背中をしなやかに保つことは、
見た目年齢のみならず、
実際にお身体のアンチエイジングにつながるのです。
南青山『足から治療院』Creareクレアーレ
フットマスター / ダイエットマスター
後藤 寿美子